『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、ポーランドの小説『ウィッチャー』シリーズを原作に、CD PROJEKT REDが手がけたオープンワールドアクションRPGの傑作。
その圧倒的な世界観とストーリーで、オープンワールドの傑作として発売して10年経った今でも人気が高いです。
本記事では、ウィッチャー3を実際にプレイして感じた良い点・気になる点を正直レビューしていきます。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』はどんなゲーム?
ダークファンタジーの世界を舞台にしたオープンワールドRPG

| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 会社 | CD Projekt RED |
| リリース日 | 2015年5月18日 |
| 対応機種 | PC、PS5、Xbox SeriesX|S、Nintendo Switch、PS4、Xbox One |
| 価格 | 5,588円(税込) |
| 公式サイト / Steamページ | Steam |
『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、ポーランドの作家アンドレイ・サプコフスキによる小説『ウィッチャー』シリーズを原作とした、ダークファンタジーのオープンワールドRPGです。
本作はシリーズ第3作目にあたり、前作『ウィッチャー』『ウィッチャー2 王の暗殺者』の流れを汲んだ物語が描かれています。主人公は、幼少期から過酷な訓練と人体強化を施された“ウィッチャー”であるゲラルト。魔物退治を生業とする彼の視点から、戦乱の続く大陸を旅していきます。
ゲームシステムとしては、広大なフィールドを自由に探索できるオープンワールド形式で、都市・農村・湿地帯・群島など、多彩なマップが広がっています。メインストーリーを進めるだけでなく、各地で発生するクエストや探索要素を自分のペースで楽しめるのが特徴です。
また、シリーズ未経験でもプレイは可能ですが、過去作や原作を知っているとキャラクター同士の関係性や背景がより深く理解でき、物語への没入感が高まります。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の魅力・特徴
重厚なダークファンタジーの物語

本作の最大の魅力は、プレイヤーの選択によって変化していく重厚なストーリーです。
物語は、ゲラルトが運命で結ばれた存在である少女シリを追うところから始まります。しかしその道中では、単純な善悪では判断できない選択を何度も迫られることになります。
例えば、誰かを救う選択が別の誰かの破滅につながるなど、「どちらを選んでも後味が残る」展開が多く用意されています。こうした選択はストーリーの分岐やキャラクターの運命に影響し、最終的な結末も複数に分かれます。
特筆すべきは、メインストーリーだけでなくサブクエストにも同様の作り込みがされている点です。それぞれに背景や人間関係が丁寧に描かれており、単なる寄り道ではなく“一つの短編物語”として楽しめます。
その結果、プレイヤーはただ物語を追うのではなく、「自分の選択で世界に関わっている」という感覚を強く味わえる作品となっています。
プレイヤーの行動によって展開が変化する膨大なクエスト

本作にはメインクエストだけでなく、膨大な数のサブクエストが存在します。
クエストは大きく以下のように分かれています。
- メインクエスト(物語の核心)
- サブクエスト(サイドストーリー)
- ウィッチャーへの依頼(魔物退治)
- 宝探し・装備収集
- ミニゲーム関連(グウェントなど)
特に重要なのが、「プレイヤーの選択によって結果が変わる」点です。あるクエストでの判断が後の政治情勢に影響したり、登場人物の生死を左右したりと、細かな選択が積み重なって世界そのものを変化させていきます。
また、クエストは好きな順番で進められる自由度があり、複数を並行して進行することも可能。探索中に偶然新しい物語が始まることも多く、「寄り道がそのままコンテンツになる」設計が非常に秀逸です。
戦闘・育成の自由度の高さ

戦闘は、剣だけでなく印や錬金術を組み合わせて戦うアクション性の高いシステムです。
主な戦闘要素は以下の通りです。
- 鋼の剣/銀の剣/弓/爆薬の使い分け
- 印による攻撃
- オイルやポーションを使った事前準備
- 回避・パリィなどのアクション要素
敵の種類によって有効な戦い方が変わるため、「準備→戦闘」という流れが重要になります。ただボタンを連打するだけでは勝てない設計になっており、戦略性の高さが魅力です。
また、スキルツリーによる育成も自由度が高く、
- 剣特化型
- 魔法重視型
- 錬金術特化型
など、自分のプレイスタイルに合わせてビルドを構築できます。
やり込み要素と圧倒的ボリューム

『ウィッチャー3』は、100時間以上遊べる大ボリュームも大きな魅力です。
メインストーリーだけでも長時間遊べますが、それ以上にサブクエストや探索要素が充実しており、気づけば本編そっちのけで寄り道してしまうこともしばしばあります。
中でも特徴的なのが、作中で遊べるカードゲーム「グウェント」です。
- 200枚以上のカードを収集可能
- NPCと対戦してカードを集める
- 専用クエストや大会イベントも存在
単なるミニゲームの枠を超え、一つの独立したコンテンツとして成立しており、「グウェントだけで何時間も遊べる」という声も多く見られます。

実際にメインクエストそっちのけでグウェントにハマってしまいました!
実際にプレイして感じた評価
戦闘の操作性と難易度

実際にプレイしてみて、戦闘はやや難しめだというのが率直な感想です。
本作は「剣・印・錬金術」を状況に応じて使い分ける必要があり、適切な準備をしないと格下の敵でも苦戦することがあります。特に序盤は装備やスキルが揃っていないため、難易度が高く感じやすいです。
また、敵ごとに弱点が設定されているため、
- 特定のオイルを塗る
- 有効な印を使う
- 回避主体で戦う
といった対策が重要になります。
その分、戦略がハマったときの達成感は非常に大きく、「狩り」をしている感覚を強く味わえるのが魅力です。なお、本作は難易度設定をいつでも変更できるため、戦闘に不安がある場合でも自分に合ったバランスでプレイできる点は安心材料といえるでしょう。
探索とクエストの没入感

本作はとにかく“寄り道が楽しい”ゲームです。
マップを歩いていると、
- 村人からの依頼
- 怪しい廃墟
- 宝箱や隠し装備
- 突発的なイベント
などが次々と発生し、「少しだけ探索するつもりが何時間も経っていた」ということが頻繁に起こります。
また、サブクエストの作り込みが非常に丁寧で、どの依頼にもストーリーがあり、登場人物にも背景があります。そのため、単なる作業ではなく「一つの物語を体験している感覚」を味わえます。
結果として、プレイヤーは世界に没入しやすく、まるでその世界で生きているかのような体験ができるのが本作の強みです。
気になった点
全体的に世界観が暗めで人を選ぶ

一方で、本作はダークファンタジー色が非常に強いため、人によっては合わない可能性があります。
- 戦争や差別といった重いテーマ
- 救いのない結末
- グロテスクな表現
などが頻繁に描かれるため、明るく爽快なゲームを求めている人にはやや重く感じられるでしょう。
物語の深さと引き換えに、「気軽に楽しむゲームではない」という側面もあります。
序盤は説明や専門用語が多く理解に時間がかかる

もう一つ気になった点は、序盤のハードルの高さです。
本作はシリーズ3作目ということもあり、
- 登場人物の関係性
- 世界観の設定
- 専門用語
などが最初から多く登場します。
そのため、シリーズ未経験のプレイヤーは最初は理解が追いつかず、「難しい」と感じるかもしれません。
ただし、プレイを続けるうちに自然と理解できるようになり、物語の面白さも徐々に増していきます。序盤を乗り越えれば、一気に引き込まれる作品です。
まとめ|ウィッチャー3 ワイルドハントはこんな人におすすめ
ストーリー重視・じっくり遊びたい人

『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、以下のような人に特におすすめです。
- 重厚なストーリーを楽しみたい人
- 自分の選択で物語が変わるゲームが好きな人
- オープンワールドをじっくり探索したい人
- 長く遊べるゲームを探している人
逆に、「短時間でサクッと遊びたい」「明るい雰囲気のゲームが好き」という人にはやや不向きかもしれません。 とはいえ、ストーリー・ボリューム・自由度のすべてが高水準でまとまった作品であり、RPG好きであれば一度はプレイしておきたい名作と言えるでしょう。


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