美麗なグラフィックと爽快なアクション、そして感動するストーリーが魅力のオープンワールドRPG「鳴潮」。
この記事では、リリース当初から本作をプレイし続けているいちプレイヤーの視点から、良い点・悪い点を忖度なくレビューしていきます。
他作品との違いや気になる課金事情についても解説していますので、プレイを迷っている方はぜひ参考にしてください!
KURO GAMESが提供するオープンワールドRPG「鳴潮」

| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 会社 | KURO GAMES |
| リリース日 | 2024年5月23日 |
| 対応機種 | PC、PS5、iOS、Android |
| 価格 | 基本プレイ無料 |
| 公式サイト | 『鳴潮』会員登録/ダウンロード |
「鳴潮」は中国のゲーム企業であるKURO GAMESが手掛けるオープンワールドRPGです。
同ジャンルのタイトルとしては、「原神」や「幻塔」、「アークナイツ:エンドフィールド」などが挙げられます。
KURO GAMESは、爽快でスタイリッシュな戦闘が魅力のアクションRPG「パニシング:グレイレイヴン」も手掛けており、そのノウハウが活かされている本作は、他作品と比較しても非常にアクション性に秀でているのが大きな特徴です。
「鳴潮」ってどんなゲーム?
鳴潮の特徴として、非常にユーザビリティに溢れたゲームであるという点が挙げられます。
わかりやすく奥深いアクションや、ストレスフリーな探索システム、そして開発のこだわりを感じる美麗なグラフィックなどがその理由です。

そして、何よりも開発・運営の改善意欲がとても高く、不具合の修正はもちろん、ゲームシステムの各種改善も迅速に行われています。
ゲームのリリースからもうすぐ2年が経過する現在において、当初ユーザーが抱えていた不満のほぼ全てが改善されていると言っても過言ではないでしょう。
2026年内には「サイバーパンクエッジランナーズ」とのコラボが予定されている
鳴潮は2026年内に「サイバーパンクエッジランナーズ」とのコラボが予定されています。
コラボ発表が行われた予告配信内では、「エッジランナーズに登場するキャラクターと会える」と言われており、イベントストーリーにNPCとして登場、あるいはプレイアブルキャラクターとしてエッジランナーズのキャラクターが実装される可能性があります。
サイバーパンクエッジランナーズもとても評価の高い作品のため、コラボをきっかけに始めようかと考えている人は、是非とも本記事を参考にしてください。
鳴潮のここが面白い!実際に遊んで体験した鳴潮の良いところ
続いて、実際に本作をプレイしているユーザーの視点から、鳴潮の面白い所・良い点をご紹介します。
- 初心者から上級者まで楽しめる奥深い戦闘アクション
- ストレスフリーな探索要素
- こだわりのある美麗なキャラクターモデルやグラフィック
- 記憶喪失の主人公を通して世界各地を巡るSFストーリー
初心者から上級者まで楽しめる奥深い戦闘アクション

鳴潮は、3人のキャラクターでパーティーを構成し、操作キャラクターを入れ替えながら戦っていくというアクションゲームです。
基本的な通常攻撃や、スキル(共鳴スキル)や必殺技(共鳴開放)といった他作品と共通するアクション要素がありますが、本作の特色とも言えるのがキャラクターの入れ替えアクションです。
戦闘中、敵に攻撃を当てたり、スキルや必殺技を使用したり、敵の攻撃を回避することで「協奏ゲージ」が溜まっていきます。
ゲージが溜まり切ると、画面右の待機キャラクターのアイコンが光ります。この時、キャラクターを交代することで「変奏・終奏スキル」が発動し、敵にダメージを与えたり、他のキャラクターを強化できます。

視覚的にわかりやすいため、初心者のうちは「アイコンが光ったら交代する」というだけで基本的な立ち回りが可能です。
一方で、上級者になると変奏・終奏に囚われない「クイックスワップ」という技術を活用することで、より高度でスタイリッシュな戦闘が可能という奥深さも持ち合わせています。
アクション上級者もやりこめる「クイックスワップ」とは?
鳴潮では、キャラクターの一部行動は操作を別のキャラクターに入れ替えても持続します。
そのため、キャラクターAが攻撃している最中にャラクターBに入れ替えて攻撃するという操作を行うことで、擬似的に2人のキャラクターで同時に攻撃することができます。

これを「クイックスワップ」と呼びます。
単純に時間あたりの攻撃回数が増えるため、タイムアタック要素のある戦闘コンテンツでクリアタイムを大幅に短縮したり、戦闘スコアを伸ばすことが可能です。戦闘におけるやりこみ要素の一つとして、アクション上級者からも高く評価されています。
たとえ同じキャラクター、同じ装備であっても、普通に操作して戦った場合とクイックスワップを絡めて戦った場合とでは、30秒以上、コンテンツによっては分単位で差が出ることもあります。
ストレスフリーな探索要素
鳴潮にも、他のオープンワールドゲームの類に漏れず、広大なフィールドを探索する要素があります。
各地の素材を採取したり、宝箱を見つけたり、ギミックを攻略して報酬をもらったりなど、探索の楽しみは変わりません。
しかし、他作品との大きな違いとして挙げられるのが、その探索における「快適さ」です。
鳴潮は基本アクションとして、登攀可能な壁を素早く駆け上がる「壁走り」や、空中に短距離ながら飛翔できる「鈎縄(かぎなわ)」といったツールが存在しています。
また、バージョン2.0で追加された「ソアー」という探索ツールを使えば、長距離を飛行することが可能です。
オープンワールドの探索で面倒になりがちな「高所」への移動も非常に快適に行えます。

そして、バージョン3.0で追加された新エリアではソアーが使用できない代わりに、「エクスペディションバイク」という探索ツールが登場しました。
これは文字通り、高速移動が可能な「バイク」を運転できます。

バイクの運転中はゲーム内の様々なBGMや、一部キャラクターのテーマソングを任意で流せるほか、現在はコラボによって「ペルソナシリーズ」や「ソニックシリーズ」の一部楽曲も設定可能です。
探索の合間に、お気に入りの音楽を流しながらドライブを楽しむこともできるでしょう。
こだわりのある美麗なキャラクターモデルやグラフィック
鳴潮はUnreal Engine4を使用しており、今後リリースされていくUnreal Engine5を採用したゲームと比較すると、単純なグラフィックの質で劣る可能性はあります。
しかし、キャラクターのモデリングや世界観を構築するフィールドには、強いこだわりと完成度を感じます。

2Dイラストではそこまで惹かれなかったキャラクターであっても、実際に3Dモデルとして動く姿を見ることで、想像以上に魅力的に見えることが多くあります。
また、過去にはアンケートを通してプレイヤーの好みを把握しようとする試みも見られるなど、キャラクター作りに対する運営の熱量が伝わってきます。
プレイアブルキャラクターは音痕を持つ「共鳴者」
鳴潮で操作可能なキャラクターは「共鳴者」と呼ばれ、彼らの体のどこかには「音痕(おんこん)」という菱形が並んだ模様が刻まれています。

基本的には共鳴能力に目覚めた人間ですが、能力の影響で肉体に変化が及ぶという設定があります。
そのため、いわゆる「エルフ耳」のように耳が鋭い者から、悪魔の角や尻尾のようなものが生えている者まで、多様な特徴を持つ人物が細部までモデリングされています。
特に「音痕」の位置は一人ひとり異なり、キャラクターの個性を引き立てる要素の一つです。
たとえば主人公である「漂泊者」は右手の手の甲、アプリアイコンにもなっている「秧秧(ヤンヤン)」は額にあります。また、NPCであっても、共鳴者設定のキャラクターであれば音痕が確認できるなど、NPCも作り込まれています。
中には胸の下や太ももといった際どい部分に音痕がある共鳴者も存在します。
過去のアンケートで「音痕の位置はどこが良いか」と尋ねる質問があり、ユーザーのフェチズムを刺激する魅力的なアイコンとしてデザインされていることがわかります。
非プレイアブルキャラクターも魅力的
鳴潮にはメインキャラクターであるプレイアブルキャラクター以外にも、専用の3Dモデルを持った魅力的なNPCが登場します。

中にはプレイアブルキャラクターに匹敵する人気を集める人物もおり、プレイヤー間では「星4キャラクターとして実装してほしい」という声が上がったりもします。
個人的には、バージョン3.0で実装されたエリア「ラハイロイ」に登場するNPC「I.R.I.S(アイリス)」が特に気に入っています。

記憶喪失の主人公を通して世界各地を巡るSFストーリー
鳴潮の舞台は、かつて文明が栄えていたものの、世界規模の災害である「悲鳴」によって100億もの人命が失われた「ソラリス」という世界です。
一度文明が滅びかけているものの、現在も人々は高い技術力を有しており、最新エリアである「ラハイロイ」のスタートーチ学園はSFテイストの学園都市といった様相を呈しています。

そのため、共鳴者や共鳴能力、そして災害である「悲鳴」といったファンタジー要素に、SFチックな設定が複雑に入り混じる独自の世界観が構築されていて、ストーリーも高い評価を得ています。
特に、3.1で公開されたメインストーリーは多くのプレイヤーの心を揺さぶり、今後の展開への期待をより一層高めたと言っても過言ではないでしょう。
主人公は記憶喪失の「漂泊者」です。記憶を失う前の自分という謎を追いながら、今の自分自身として様々な人物や事件と関わり、多くの人間の助けになっていく物語が描かれます。
課金しないと強くなれない?鳴潮の課金事情とは

鳴潮は基本プレイ無料のソーシャルゲームのため、いくつかの課金要素が存在します。
主なラインナップは以下の通りです。
- 課金通貨「月相」の購入
- 毎日ログインするごとに「星声」が貰える「月相観測パス」
- バトルパスシステム「先駆ラジオ」
- スキンの購入
- 期間限定のキャラクター強化アイテムパックの購入
この辺りのシステムは概ね類似ゲームと同じものが多く、一部のスキンやアイテムパックは「直接決済」だったり、「月相での購入」だったりと、購入方法が異なる点には注意が必要です。
また、本作は類似の他作品同様にキャラクターを直接購入することができません。
過去のイベントで「期間中の累計課金額に応じて特定のキャラクターを1名獲得できる」といったものがありましたが、基本的にはガチャ(集音)を回してキャラクターや武器を入手することになります。
そのため、課金で直接的な「強さ」を買えるわけでありません。
しかし、同じキャラクターを入手することで性能を強化できる、いわゆる「限界突破(凸)」システムがあるため、ガチャを回せば回すほど強力な編成を作りやすくなります。
なお、鳴潮では星4以上のキャラクターや武器を入手した際に獲得できるアイテム「余波珊瑚」を消費して、ピックアップ中の限定星5キャラクターの限界突破素材が2つまで交換できます。

同じガチャシステムを採用している他作品と比較すると、限界突破のハードルが少し低いのは嬉しいポイントです。
メインストーリーは専用キャラクターで進行する
主に2章以降になりますが、メインストーリーの進行中は、その場面に合わせた専用キャラクター操作に切り替わります。
そのため、ゲームを始めたばかりでキャラクターが揃っていなかったり、育成が追いついていないという方でも、問題なくストーリーを進行可能です。
純粋にストーリーを楽しみたいだけであれば、無理にガチャを引いたり、育成を頑張る必要はありません。
個人的に気になる鳴潮の欠点・改善ポイント
ここまで良い点をご紹介してきましたが、個人的に気になる部分や、明確な欠点、あるいは人を選ぶ要素が存在します。
そういったマイナス面についてもレビューしていきましょう。
- 序盤のストーリーが難解
- 新しいエリアになるにつれて動作が重くなる
- 緩やかだがキャラクターのインフレは確実に存在する
- 高難易度コンテンツはキャラパワーだけではクリアできない
序盤のストーリーが難解
鳴潮は物語の評価が高い一方で、ストーリーを評価しているプレイヤーの中でも、「序盤のストーリーが複雑すぎる」という意見が度々見られます。

私自身はこういったジャンルに慣れているため理解はできましたが、難解に感じるという意見にも共感できます。
序盤の舞台である「瑝瓏(こうりゅう)」は中国をモチーフにしていることもあり、見慣れない固有名詞が多く登場します。そこに世界観の説明やSF要素などが相まって、物語の理解を困難なものにしています。
ゲーム内で用語を確認できる機能の追加されるなど、運営側の改善しようとする姿勢は見られますが、依然として本作の明確な欠点の一つと言えるでしょう。
新しいエリアになるにつれて動作が重くなる
これは筆者のPCスペックの影響もありますが、ハードウェアの個体差がほとんどないPS5版でも、特定のエリアで動作が重くなったり、処理落ちするという報告があります。
特に新しいエリアはこの傾向が顕著です。オブジェクトが細部まで作り込まれている分、最適化不足や処理の負荷が影響し、パフォーマンスが低下してしまうようです。
そのため、PCで快適にプレイするにはある程度スペックが求められます。 ただ、画質などの設定を下げれば、GTX1660 tiやRTX3060などの比較的安価なGPUを搭載したPCでも十分にプレイ可能です。
緩やかだがキャラクターのインフレは確実に存在する
個人的な感覚として、同ジャンルの他作品と比べると、キャラクターのインフレは少ない方であるという認識ですが、それでもソーシャルゲームである以上、徐々にキャラクターパワーのインフレが起きています。
とはいえ、鳴潮はアクション性が非常に高いため、ある程度の難易度であってもプレイヤーの技術で十分にカバーできます。
「特定のキャラがいなければクリア不可能」というわけではありません。
高難易度コンテンツはキャラパワーだけではクリアできない

前述の通り、本作はアクション性を売りにしているため、高難易度のコンテンツは相応に難しく、敵の一撃でこちらがやられてしまう事もあります。
手軽に無敵バリアを張れたり、大幅にダメージを軽減するという手段がほとんどなく、「強キャラを持っているからといって簡単にクリアできるとは限らない」というのが高難易度コンテンツです。
そのため、あまりアクションゲームが得意ではない人が、「キャラクターパワーでゴリ押ししてクリアする」という手段が取りづらい点も、人によっては欠点と言えるでしょう。
ただしこれは、逆に歯ごたえのある戦闘を求めている人にとっては評価点にもなり得ます。
まとめ「鳴潮は高い完成度とアクション性を誇るオープンワールドRPG」
以上、現役プレイヤーである筆者の視点から、鳴潮について感じたことを忖度なくレビューしていきました。
今回の記事の内容をまとめると以下のようになります。
- 鳴潮はアクション性を重視したオープンワールドRPG・空を飛ぶツールや多機能なバイクの実装により、探索が非常に快適
- キャラクターモデルのクオリティが高く、ユーザーのフェチズムを刺激する細部のこだわりを感じる
- ストーリーは序盤こそ難解だが、アップデートで追加されるシナリオは非常に評価が高い
- インフレは緩やかなものの、基本的には新しいキャラが強い
- 運営のフットワークが軽く、ユーザーの不満や要望が迅速に改善される
鳴潮はリリース当初こそ様々な問題があり、少し躓いてしまったというのが、当時からプレイしているいちユーザーとしての率直な評価です。
しかし、それからバージョン1.3のメインストーリーで評価され、2.0、3.0と順調に人気を伸ばしていきました。
直近ではバージョン3.2のメインストーリーがSNSでも大きく話題を呼び、現在も新たなプレイヤーが増えている作品です。
もうすぐ迎える2周年のアニバーサリーアップデートでは、1周年目の時同様に、過去の限定キャラクターたちが一斉にガチャに復刻される可能性が高いため、まさに「今が始めどき」と言えるでしょう。
アクション性の高いオープンワールドゲームや、奥深いSFストーリーを楽しみたいという方に、自信を持っておすすめのゲームです。


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