オンラインゲームを楽しむ際に、「ラグが起きる」「不正アクセスやDDoS攻撃が心配」といった悩みを持つゲーマーは多いのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが VPNです。VPNは、通信セキュリティを高めるツールですが、ゲーム用途でも多くのメリットがあります。
本記事では、VPNの基本、ゲーム用途でのメリット、選び方や注意点、そしておすすめサービスを紹介します。
VPNとは|通信を暗号化する仕組み
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に、仮想的な専用回線を作り、通信を暗号化する仕組みです。
これにより、通信を第三者に傍受されたり追跡されたりするのを防げます。また、IPアドレスを隠すことも可能です。
主には通信のセキュリティを高める技術ですが、ゲーマーの間でもさまざまな観点から利便性が高まっています。
VPNがゲーム用途に役立つ理由・利用するメリット

オンラインゲームでは、通信環境やセキュリティの問題がプレイ体験に大きく影響します。こうした悩みを解決する手段として役立つのがVPNで、主に以下4つのメリットがあります。
- 地域制限によるアクセスブロックを回避する
- セキュリティ確保とDDoS攻撃の対策になる
- IPアドレスBANを回避する
- 遅延やラグの改善につながる
地域制限によるアクセスブロックを回避する
ゲームやコンテンツによっては、国や地域ごとにアクセス制限が設けられています。
しかし、VPNを使えば、接続先のサーバーを切り替えることで地域制限を回避できます。
日本からはプレイできない海外限定のゲームや特定の国でのみ先行リリースされるゲームにアクセスが可能です。
セキュリティ確保とDDoS攻撃の対策になる
オンラインゲームにおいては、対戦相手や第三者からDDoS攻撃(サーバーやWebサイトに大量の情報を送りつける攻撃)などのサイバー攻撃の標的になることがあります。
VPNを使うことで、IPアドレスを隠せるため、攻撃対象にされにくくなります。
また、プレイ中に公衆Wi-Fiや共有ネットワークを利用している場合でも、通信内容が第三者に傍受されるリスクを大幅に減らすことが可能です。
IPアドレスBANを回避する
一部のゲームでは、規約違反がない場合でもIPアドレスがBANされるケースがあります。
VPNを利用すれば、異なるIPアドレスから接続できるため、アカウント復旧までの一時的な回避策として有効です。
遅延やラグの改善につながる
オンラインゲームでは、通信遅延によってラグが発生したり、動きが止まったりするストレスを感じることがあります。
通信速度が速いVPNを使うことによって、混雑していない安定した経路を通って通信できるため、接続の安定性向上が期待できます。
ゲームに最適なVPNの選び方

快適かつ安全にゲームをプレイするためには、速度や安定性、セキュリティ、サーバーの設置場所など、いくつかのポイントを押さえてVPNを選ぶことが重要です。
ここでは、ゲーマーがVPNを選ぶときの主なポイントを紹介します。
- 通信速度やPing値
- サーバーロケーション(設置国と数)
- セキュリティ機能
- プライバシーポリシー
- サポート体制
- 価格とコストパフォーマンス
- 対応デバイス
通信速度やPing値
オンラインゲームでは、安定した通信速度の確保が重要です。さらに、インターネット回線の反応速度を表す指標であるPing値も大切。
Ping値が小さいほど、反応速度が速くなるため、ラグが発生しにくくなります。一般的なオンラインゲームの推奨Ping値は50ms以下です。
VPNを選ぶ際には、通信品質の高いものを選びましょう。
サーバーロケーション(設置国と数)
VPNを選ぶ際、サーバーの設置国と数も大切な判断材料です。サーバー数が多いほど、アクセス集中による速度低下を避けられます。
また、自分が接続したい地域のサーバーがあるか確認することも重要です。
たとえば北米やヨーロッパの限定イベントに参加したい場合、その地域にサーバーがあるVPNを選ぶことでスムーズにアクセスできます。
セキュリティ機能
セキュリティ機能が備わっているかどうかの確認も必要です。
強固な暗号化技術のひとつとされる「256ビットキーのAES(最先端の暗号化プロトコル)」を採用しているVPNは、外部からの盗聴や不正アクセスを効果的に防ぎます。
さらに、通信が途切れた際に自動的にインターネット接続を遮断する「キルスイッチ機能」を備えていれば、ゲーム中にVPNが切断されてもIPアドレスが漏れるリスクを最小限に抑えることができます。
プライバシーポリシー
VPNを選ぶ際は、プライバシーが保護されているかを確認しましょう。
利用履歴を記録しない「ノーログポリシー」のVPNを選ぶのがおすすめ。
アクセス履歴や接続元IPアドレスといった個人情報が記録されず、ユーザー行動が追跡される心配がありません。
サポート体制
VPN接続中にトラブルが起きた場合、すぐに相談できる体制が整っているかも確認しましょう。
24時間チャット対応やヘルプガイドが整っているVPNを選ぶと安心です。
価格とコストパフォーマンス
料金だけでなくコストパフォーマンスの良いVPN選びが重要です。
コストだけで選んで性能を犠牲にしてしまうと、快適さを損なう可能性があります。逆に高額すぎると継続利用が難しくなることも。
長期契約による割引プランや返金保証の有無を確認し、通信速度やセキュリティ機能と価格のバランスを見極めることが重要です。
対応デバイス
VPNを選ぶ際は、対応しているデバイスの幅広さも確認が必要です。
PCだけでなく、スマホやタブレット、PlayStationやXboxなどのゲーム機でも利用できるかを確認しましょう。
VPN利用時の注意点

VPNはゲームの快適性や安全性を向上させる便利なツールですが、利用する際に押さえておきたい主な注意点をここで紹介します。
- 通信速度が必ず改善するわけではない
- 一部ゲームでは規約違反になる可能性がある
- 無料VPNにはリスクがある
VPNを導入しても、ネットワーク環境や接続先サーバーによっては通信が遅くなることがあります。実際に自分の環境でテストして、速度やPing値を確認することが重要です。
一部のオンラインゲームによっては、VPN経由の接続を禁止している場合があるため、利用前に規約を確認しておきましょう。
無料VPNは、サーバー数や通信速度が限られ、混雑時に安定した接続を維持しにくいというデメリットがあります。
さらに、広告表示や個人情報の収集などのリスクもあります。安全性と快適さを重視するなら、有料VPNの利用がおすすめです。
おすすめのVPN「NordVPN」

ゲーマーにおすすめのVPNサービスはNordVPNです。
NordVPNは、2025年9月末時点で、世界165ヵ所(127か国)に8200台以上のサーバーを設置しています。
国によっては複数のサーバーが設置されており、たとえば韓国には10台以上のVPNサーバーがあります。
また、NordVPNはセキュリティ面でも優れており、AES-256による強力な暗号化プロトコルを採用。さらに、接続が途切れた際に通信を遮断する「キルスイッチ機能」を備えています。
ノーログポリシーを徹底しているため、プライバシーも保護されるのもポイント。
対応デバイスも豊富で、PCやスマートフォンだけでなく、Xbox・PlayStation・Nintendo Switchなどのゲーム機やルーター経由での利用も可能です。
これにより、家庭内のさまざまな環境でVPNを活用でき、快適かつ安全なオンラインゲーム体験を支えてくれます。
まとめ
VPNには、ゲームにおけるラグ軽減、地域制限回避、セキュリティ強化、IPアドレスBAN回避など、さまざまなメリットがあります。
しかし、速度低下の可能性や規約違反リスク、無料VPNの危険性も理解したうえで、利用を検討することが重要です。
快適なゲーム体験を得るためにも、ポイントを抑え、信頼できるVPNを選びましょう。



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