
モンハンワイルズは「RTX 3060 Ti」で快適に遊べる?
『モンスターハンターワイルズ』は、CAPCOMが手掛ける大人気モンスターハンターシリーズの新作。発売まで残り1ヵ月を切っており、注目が集まっています。
そんなモンハンワイルズの推奨スペックはとても高いため、PCゲーマー使用率の高い「RTX 3060 Ti」でどのくらい遊べるか気になる方も多いと思います。
そこで本記事では、「RTX 3060 Ti」で実際にベンチマークを動かした結果と、第2回オープンベータテストでfpsを計測した結果を紹介します。
モンハンワイルズはRTX 3060 Tiで快適に遊べる?

結論として、モンハンワイルズは「RTX 3060 Ti」でも快適に遊ぶことが可能です。
ベンチマークとオープンベータテストで動かした結果から、フルHD/高設定/フレーム生成ONで90fps前後でプレイできます。
計測結果を↓でくわしく解説します。
RTX 3060 Tiのスペック
「RTX 3060 Ti」のスペックは下記。現行のRTX 4060 Tiと似た性能を持っています。
GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 4060 Ti | |
---|---|---|
製造プロセス | 8 nm | 5 nm |
NVIDIA CUDA© コア | 4,864 | 4,352 |
ブースト クロック (GHz) | 1.67 | 2.54 |
ベース クロック (GHz) | 1.41 | 2.31 |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 8GB | 8GB/16GB |
メモリ インターフェイス幅 | 256 ビット | 128 ビット |
レイトレーシング コア | 第2世代 | 第3世代 |
Tensor コア | 第3世代 | 第4世代 |
PCI Express | Gen 4 | Gen 4 |
消費電力 | 200W | 165W |
モンハンワイルズでアップスケーリングやフレーム生成機能を使うのに重要な”NVIDIA DLSS“の対応状況は下記。「RTX 3060 Ti」はDLSSのフレーム生成に対応していないので、後述するグラフィック設定で“AMD FSR”を選択するなどの工夫をする必要があります。
GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 4000 シリーズ | GeForce RTX 5000 シリーズ | |
---|---|---|---|
DLSS マルチフレーム生成 | × | × | ○ |
DLSS フレーム生成 | × | ○ | ○ |
DLSS レイトレーシング | ○ | ○ | ○ |
DLSS アップスケーリング (DLSS 超解像度) | ○ | ○ | ○ |
Deep Learning Anti-Aliasing (DLAA) | ○ | ○ | ○ |
ベンチマークとオープンベータの計測結果
ここでは実際に計測したベンチマークスコアと、オープンベータテストのfpsを紹介します。
計測で使用するPCスペック
計測で使用したPCスペックは下記。

OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7-12700K |
メモリ | 32GB(DDR4-3600MHz) |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti |
ストレージ | 1TB Gen3 NVMe SSD |
電源 | 750W(80PLUS Gold) |
ドライバ | NVIDIA 572.16 |
※今回の計測ではグラフィックドライバ「572.16」を使用しましたが、このドライバは不具合が報告されているため非推奨です。3つ前の「566.03」辺りがおすすめです。
使用するグラフィックボードはASUS製「DUAL-RTX3060TI-O8GD6X-WHITE」。静音ファン搭載のOCモデルです。

グラフィック設定
グラフィックは下記の設定で試しました。
設定項目 | 設定 |
---|---|
グラフィックプリセット | 高 |
カットシーン用プリセット | 設定なし |
アップスケーリング(超解像技術) | AMD FSR 3 |
フレーム生成 | ON |
アップスケーリングモード | バランス |
レイトレーシング ※ベンチマークのみ | OFF |
「RTX 3060 Ti」はグラフィックプリセット”ウルトラ“では、テクスチャの読み込み時にfpsがガクンと下がり、うまく動作しなかったので”高“にしています。
また、アップスケーリング(超解像技術)は“AMD FSR 3″を選択することで、フレーム生成を”ON”に設定できます。
アップスケーリングモードは”バランス“がおすすめ。画質とフレームレートを両立できます。
ベンチマークスコア
上記環境で計測したベンチマークスコアを紹介します。
フルHD(高/AMD FSR 3/バランス/フレーム生成ON)
フルHDのベンチマークスコアは下記。スコア18769、平均109.99FPSで快適にプレイできる水準です。

WQHD(高/AMD FSR 3/バランス/フレーム生成ON)
WQHDのベンチマークスコアは下記。スコア14026、平均81.79FPSで、すこし驚きですが、「RTX 3060 Ti」でフレーム生成を使用すれば、WQHDでもプレイ可能です。

4K(高/AMD FSR 3/バランス/フレーム生成ON)
4Kのベンチマークスコアは下記。スコア9773、平均57.18FPSでプレイ困難です。
「RTX 3060 Ti」はVRAM(ビデオメモリ容量)が8GBしかないため、4K解像度でのプレイは難しいです。
4Kでプレイする場合は「RTX 4070 Super(VRAM 12GB)」以上のグラボが必要でしょう。おすすめのゲーミングPCは別記事にて紹介しています。

オープンベータの計測結果
第2回オープンベータテストにて「レ・ダウ」をマルチプレイ環境で狩猟し、フレームレートを計測しました。
キャンプから移動し「レ・ダウ」狩猟を完了するまでを計測。
グラフィック設定はフルHD(高/AMD FSR 3/バランス/フレーム生成ON)。

レ・ダウがいる最初の草原エリアは、雷エフェクトや草食動物など処理が重いためフレームレートが下がっていますが、途中のエリア移動から安定して90fps以上出ています。
この結果から、フルHDであれば「RTX 3060 Ti」で快適にプレイ可能だとわかります。
4Kでプレイしたい場合のおすすめゲーミングPC
ここまでで「RTX 3060 Ti」のベンチマークを見てきました。フルHDやWQHDであれば問題ありませんが、4K解像度ではプレイが難しいです。
4K解像度でプレイする場合は、↓の記事で紹介しているゲーミングPCがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、「RTX 3060 Ti」で実際にベンチマークを動かした結果と、第2回オープンベータテストでfpsを計測した結果を紹介しました。
この記事を参考に、モンハンワイルズPC版を検討してみてください。
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