『モンスターハンターワイルズ』は、CAPCOMが手掛ける大人気モンスターハンターシリーズの新作。発売まで残り1ヵ月を切っており、注目が集まっています。
そんなモンハンワイルズでは、2月5日にベンチマークソフトがリリースされました。このソフトを使えば、製品版の購入前に無料でゲーミングPCの動作確認をすることが可能。
そこで本記事では、モンハンワイルズのベンチマークソフトのダウンロード方法、使い方、グラフィック設定、スコアの見方を解説します。
事前準備
モンハンワイルズのベンチマークを行う前に、必ずやっておきたいのがグラフィックドライバーの更新です。
グラフィックドライバーは、グラフィックカードを正しく動かすためのソフトウェアで、NVIDIA製かAMD製がインストールされています。
このグラフィックドライバーは、数か月に一度のペースで新しいVerが公開。新しいゲームやアップデートされるゲームは、この新しいVerのドライバーで動くことが前提となるため、古いVerのドライバーで動かすとパフォーマンスが下がったり、バグで起動できないということが起きてしまいます。
GeForce Experienceなどを使用している場合、ドライバーは自動で更新されますが、もし更新されていない場合は下記のリンクからダウンロード&インストールしましょう。
ベンチマークソフトのダウンロード方法

モンハンワイルズのベンチマークソフトはSteamからダウンロードできます。
下記のリンクからSteamアプリを開き、ページ中ほどにある『Monster Hunter Wilds Benchmarkをダウンロード』をクリックしてください。
ベンチマークソフトの使い方

「モンハンワイルズのベンチマークソフト」を起動すると、”シェーダーのコンパイル”という長い処理が開始され、終わるとタイトルが表示されます。
タイトルから進むと、上画像のようにメニューが表示されます。それぞれの詳細は下記。
メニュー | 詳細 |
---|---|
Benchmark | ベンチマークを開始します |
Loop: OFF | ループのON/OFFを切り替えます。 ループがONの場合、ベンチマークが終了した60秒後に自動で計測が再スタートします。 |
Options | サウンドやグラフィックの設定を変更できます。 とくにグラフィック設定を変更すると、スコアが大きく変わるので重要です。 ※グラフィック設定はあとでくわしく解説します。 |
Steam Store | Steamのストアページを開きます。 |
Quit | ベンチマークソフトを終了して、Windows画面に戻ります。 |
グラフィック設定
「モンハンワイルズのベンチマークソフト」では、グラフィック設定を変更することで、負荷を変えながらテストを行うことができます。
グラフィック設定はメニューの「Options」の「DISPLAY」、「GRAPHICS」から変更可能。
それぞれの項目とおすすめ設定を↓でくわしく解説します。
DISPLAY

設定項目 | おすすめ設定 |
---|---|
出力ディスプレイ設定 | 使用しているモニターを選択 |
スクリーンモード設定 | ボーダーレスウィンドウ |
★解像度の設定 | 使用しているモニターの解像度を選択 ※ベンチスコアが低い場合は、低い解像度を選択する |
アスペクト比の設定 | 使用しているモニターのアスペクト比を選択 |
HDR出力設定 | 自動的に有効 |
DISPLAY設定では、「解像度の設定」がベンチマークスコアにもっとも影響します。
もし、使用しているモニターの解像度でスコアがかなり低かった場合は、低い解像度を選択しましょう。
GRAPHICS

設定項目 | おすすめ設定 |
---|---|
★グラフィックプリセット | PCスペックに余裕があれば”ウルトラ” ※ベンチスコアが低い場合は、設定をさげる ※アップスケーリング(超解像技術)の設定を変えると表記が”カスタム“になるので注意 |
カットシーン用プリセット | 設定なし |
★アップスケーリング(超解像技術) | 使っているグラボで設定を変える ・RTX4000番台 ⇒ 「NVIDIA DLSS」 ・GTX1000番台~RTX3000番台 ⇒ 「AMD FSR 3」 ・Radeon GPU ⇒ 「AMD FSR 3」 |
★フレーム生成 | ON |
★アップスケーリングモード | 上にいくほど画質優先、下に行くほどフレームレート優先 おすすめは”クオリティ” PCスペックに余裕がある場合は”NVIDIA DLAA” or “AMD Native AA” ※ベンチスコアが低い場合は、設定をさげる |
★レイトレーシング | おすすめは”OFF” PCスペックに余裕がある場合は”低~高”を試す |
GRAPHICS設定はどの項目のベンチマークスコアに影響します。おすすめ設定を参考に、いろいろ変更しながらベンチマークを回してみてください。
また、「アップスケーリング(超解像技術)」は、使っているグラボによって設定を変える必要があるので注意です。正しい設定にすると、その下の項目の「フレーム生成」が使えるようになります。
使っているグラボ | アップスケーリング(超解像技術)の設定 |
---|---|
NVIDIA Geforce RTX4000番台 | NVIDIA DLSS |
NVIDIA Geforce GTX1000番台~RTX3000番台 | AMD FSR 3 |
AMD Radeon GPU | AMD FSR 3 |
最後の項目の「レイトレーシング」とは、光の屈折や反射をシミュレーションしてゲームで表現する技術。CPUやグラボに負荷がかかるので、OFF以外にすると重くなります。PCスペックに余裕がある場合は設定しましょう。
スコアの見方

モンハンワイルズのベンチマークスコアでは、”SCORE“と”平均FPS“に着目してください。
スコアの目安は下記。製品版の最適化具合にもよりますが、13000点以上あった方がいいでしょう。
SCORE | プレイの快適さ |
---|---|
20000~ | 非常に快適にプレイできます |
13000~19999 | 快適にプレイできます |
10250~12999 | 問題なくプレイできます |
7000~10249 | 設定変更を推奨します |
5200~6999 | 設定変更が必要です |
~5199 | 動作困難です |
平均FPSの目安は下記。60以上はほしいです。
平均FPS | プレイの快適さ |
---|---|
120~ | 非常に快適にプレイできます |
60~119 | 快適にプレイできます |
30~59 | 問題なくプレイできますが、たまにカクつきます |
~29 | 常時カクつくのでプレイ困難です |
グラフィックや解像度を下げてもスコアが上がらない場合
上記のグラフィック設定を試してもスコアや平均FPSが上がらずプレイが困難な場合は、ゲーミングPCのアップグレードも選択肢です。
モンハンワイルズはグラボとCPUの依存度が高いので、グラボ→CPUの順に検討し、推奨スペック以上のパーツに交換がおすすめです。
また、モンハンワイルズの推奨スペックとおすすめゲーミングPCは別記事にて解説しています。
まとめ
今回の記事では、モンハンワイルズのベンチマークソフトのダウンロード方法、使い方、グラフィック設定、スコアの見方を紹介しました。
この記事を参考に、ゲーミングPCの動作確認を行ってみてください。
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